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2016年11月 2日

本口腔インプラント学会第27回インプラント専門医臨床技術向上講習会 「インプラント治療のベネフィットとリスク」
場所:広島大学 広仁会館
平成28年2016年10月30日

インプラント治療は高い予知性をもち良好な機能回復を達成できることから欠損修復治療における標準的な選択肢となっています。インプラント治療を行うことで、今後ますます国民の健康維持、増進に寄与していくためには、インプラント治療の成績向上が必要不可欠と考えられます。しかし現在においてもインプラント治療によって引き起こされた様々なトラブルが問題となっています。また原因が不明で短期間でインプラント体が脱落する症例もあり、実際のところ最近の治療成績は著明に向上していないのが現状です。インプラント治療のトラブルは、主に歯科医師側の要因と患者側の要因の2つに分けられます。歯科医師側としては、不適切な診断、治療計画や誤った手術手技など知識不足やスキル不足によることも少なくありません。一方、患者側の要因には糖尿病、骨粗鬆症、高血圧などの全身疾患や歯周病の関連も考えられます。また、インプラント治療の成績向上のためには上部構造装着後のインプラント周囲炎についても対応と予防について考えなければなりません。さらに、インプラント体、アバットメントの破損、スクリューの緩みや破折、上部構造の破折などインプラント補綴に関連して起こるトラブルあるいは合併症も多くみられます。これらを上部構造の材質やデザインを選択する必要があります。これらの問題点、課題をどのように対処してインプラント治療の成績向上につなげていくかを考えていかなければなりません。
今回、インプラント臨床の第一線でご活躍されている5名の先生方に、それぞれの専門的立場(口腔外科、病理、歯周、補綴)からインプラント治療のベネフィットとリスクをメインテーマにインプラント治療の成績向上のためのポイントについてご講演して頂き、我々参加者と活発なディスカッションが行われた。20161102-1.JPG20161102-2.jpg


文:山辺滋


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山辺歯科 院長 山辺滋
山辺歯科
http://www.yamabe-dc.com/
院長 山辺滋

【略歴】
1992年03月
長崎大学歯学部卒業
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1992年04月
長崎大学大学院歯学研究科博士課程入学(顎・顔面・口腔外科学専攻)
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1996年03月
長崎大学大学院歯学研究科博士課程終了博士(歯学)の学位授与
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1996年04月
長崎大学歯学部附属病院第一口腔外科および歯学部
口腔外科学講座で文部科学教官助手として10年間勤務
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2001年04月
長崎大学歯学部附属病院新設のインプラント科併任
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2001年10月
日本口腔外科学会認定口腔外科専門医を取得
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2002年04月
山辺歯科開業
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2005年04月
長崎大学歯学部臨床助教授、非常勤講師
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2007年04月
長崎大学歯学部臨床教授
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