第12回 口腔ケア学会 長崎ブリックホール 山辺歯科
11月6日、長崎ブリックホールにて口腔ケア学会と認定試験が行われました。
「口腔ケアは次の未来へ」このテーマを基に、様々な立場で口腔ケアに携わっている先生方の講演を聞くことができました。
高齢化が進み介護や支援を必要とする人が増える昨今、介護の現場でもですが、
歯科の分野でも高齢者の方にとっての「口腔ケア」は、様々な病気の予防にもつながることで注目されています。
また日課としてケアを行うことは、移動や上体を起こすという動作が、お年寄り自身の気分転換や在宅リハビリにつながり、心のケアにも有効です。
中でも死因の上位を占めていると言われる「誤嚥性肺炎」を予防するために口腔ケアは重要視されています。
「誤嚥性肺炎」とは
食べ物が誤って気道に入ってしまったり、唾液を飲み込む際などに口内の細菌が誤って肺に入り炎症をおこしてしまうことです。
口の中に食べかすや虫歯、歯周病があると、細菌が増殖しやすくなります。これは誤嚥性肺炎の大きな原因となります。
また、高齢者においては、睡眠中など知らない間に唾液を誤嚥しているケースが少なくありません。体力や抵抗力が弱っている人にとって、口の中の細菌は大敵なのです。
従って予防には口腔ケアで原因菌を除去することです!!
口腔内の歯や粘膜、舌などの汚れを取り除く器質的な口腔ケアと、口腔機能の維持・回復を目的とした機能的口腔ケア。この2つが、うまく組み合わされることで、口腔ケアの効果がさらに高まるといわれています。
私たちも歯科の従事者として口腔ケアの知識を身に付けたいと思い、院長をはじめ、歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、歯科受付の全てのスタッフが基本から学び知識を習得しました。今後、臨床の場においても良きアドバイスができることと思います! !
学会の講演内容の詳細はまた次回にお話したいと思います!