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2014年10月 2日

臨床家のためのオーラルアプライアンス入門

編著 杉山義祥 竹内正敏 医学情報社

 

アプライアンス入門.jpg

本の紹介です。

当院は、口腔外科の看板を出しておりますので、顎関節症、外傷、睡眠時無呼吸症候群の患者様などが多く来院されます。

機能面から、〇〇スプリント、〇〇ガード、などと呼ばれ、形態面から、〇〇プレート、〇〇トレーと呼ばれます。 

最近では、2011年にスポーツ基本法に歯科の文言が入ったことから急激にマウスガードが注目を集めるようになってきましたし、ドラッグデリバリートレーにおいてもその活用の範囲が知覚過敏や酸蝕症などへとさらに広がり、本装置は歯科衛生士さんの新たなツールとしてその地歩を固めつつあります。また医科でも驚くほど多くの分野で口腔内装置が使われるようになっています。

 

オーラルアプライアンスの歯科活用

咬合分野: オクルーザルスプリント、ないとガード、睡眠時無呼吸防止装置(OSAS装置)

スポーツ分野: シングルレイヤーMG、ラミネートMG

口腔外科分野: サージカルスプリント、舌接触補助装置、その他サージカルプレート、オーラルスクリーン、マウスプロテクターなど(気管挿管時の外傷予防装置)

矯正歯科分野: 矯正装置としてのクリアアライナー、ポジショナー、リテイナー

予防歯科・審美歯科分野: フッ化物紙面塗布トレー、歯周治療用トレー、モイスチャートレー、軟膏トレー、紙面漂白トレー

 

ブログ担当:山辺 滋

 

 

2014年9月12日~14日
 第44回日本口腔インプラント学会・学術大会が、東京国際フォーラムで開催されました。
 参加してきました。

国民への日本口腔インプラント学会の果たす役割

 口腔インプラント治療は喪失した歯、顎骨、歯周組織を改善、再生し、より質の高い機能、審美を回復することにより全身の健康維持に関与しています。
 今日、インプラントという言葉は国民に広く定義し、多くの方がこの治療法がどのようなものかを理解しています。
 歯科インプラント治療は高度な技術が必要であり、これを行う歯科医師の技術により、予後が左右されていることも理解されはじめているが、まだ十分ではありません。
 医科領域の医療においては医師の技術差があることを国民は理解しています。患者様は悪性疾患に罹患すれば、必死に予後の良い医療を探します。つまり調査、情報収集します。これは宣伝による顧客の誘引の横行に左右されず、インプラント治療を提供する医療機関の選択を調査、勉強するリテラシーが確立してきていること意味します。・・・

渡邉文彦理事長が話されていました。
インプラント学会.jpg

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山辺歯科 院長 山辺滋
山辺歯科
http://www.yamabe-dc.com/
院長 山辺滋

【略歴】
1992年03月
長崎大学歯学部卒業
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1992年04月
長崎大学大学院歯学研究科博士課程入学(顎・顔面・口腔外科学専攻)
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1996年03月
長崎大学大学院歯学研究科博士課程終了博士(歯学)の学位授与
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1996年04月
長崎大学歯学部附属病院第一口腔外科および歯学部
口腔外科学講座で文部科学教官助手として10年間勤務
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2001年04月
長崎大学歯学部附属病院新設のインプラント科併任
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2001年10月
日本口腔外科学会認定口腔外科専門医を取得
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2002年04月
山辺歯科開業
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2005年04月
長崎大学歯学部臨床助教授、非常勤講師
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2007年04月
長崎大学歯学部臨床教授
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