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レーザー治療
当院ではご希望に応じ、体にやさしい半導体レーザーによる治療を行っています。
当院では「オサダライトサージ3000」という半導体レーザーを導入しています。レーザーを用いることで、痛みに配慮したやさしい治療が可能になりました。以下のようなメリットが期待できます。
<半導体レーザーのメリット>
●痛みを緩和できる
●レーザーの使用により効率的な治療が可能
●術後の問題、術後の痛み腫れ出血を抑えられる
半導体レーザーを使った治療例
・根管治療(根っこの治療)
・象牙質知覚過敏処置(冷たいものでしみる時)
・歯周病の治療
・口腔内小手術
・色素沈着症の治療(歯ぐきが黒ずんでいる)
※当院で使用頻度が高い順番です
「オサダライトサージ3000」と院長の関係
半導体レーザーである「オサダライトサージ3000」は、神奈川県小田原市で開業されている西山俊夫先生がおひとりで研究開発し作られたものです。
オサダライトサージ3000
オサダライトサージ3000は、高出力歯科用半導体レーザーとして1996年から発売され25年経過します。
照射法¹⁾
半導体レーザーは、接触照射(ハードレーザー用)、非接触照射(ソフトレーザー用)の2通り使用できます。その特徴を活かして、他のレーザー機器より広い範囲の症例に使用できます。
組織に対する透過性²,³⁾
波長0.8㎛の半導体レーザーは、皮膚組織において皮下組織にまで透過する量は17%、エナメル質、象牙質(厚さ1mm)に対しそれぞれ30%、25%が透過するとされます。この組織透過性を利用し、象牙質知覚過敏症や感染根管処置に有効に作用します。
歯周病(歯周ポケット掻爬術)⁴,⁵⁾
レーザー治療は歯周病にも有効で、歯周組織のダメージを最小限に抑え、歯周ポケット内の殺菌効果、清掃効果および掻爬が可能です。その結果、歯周ポケットの深さの減少と炎症の消退が望めます。
根尖性歯周炎(歯内療法)⁶,⁷⁾
歯内療法において、半導体レーザーは弾性のあるファイバーで導光できるので他種レーザーより有利です。根管内にレーザーを照射すると、根管内細菌の治療、排膿・出血の消失、打診など症状の緩和が期待できます。
また、組織透過型の半導体レーザーは、根管および歯周組織を通過したレーザー光が根尖部歯周組織に到達することで、口内炎に対する照射と同様、組織の治癒促進効果も期待できます。
窩洞形成時露髄(直接覆髄)⁸⁾
虫歯が深く、通常は神経を取らないとならない例でも、レーザーの使用で歯髄(神経)の保存が可能です。
上顎前歯部の模式図
象牙質知覚過敏(象牙質知覚過敏処置)⁹⁾
半導体レーザーが組織を透過すると知覚過敏症に効果的です。
非接触型加工
引用元
1)・山辺 滋:半導体レーザーを用いた直接覆髄の処置.日本歯科評論別冊/症例でみる歯科用レーザーの有効活用,31,2007
2)・加藤純二ほか:一からわかるレーザー歯科治療.8-25,74-75,医歯薬出版,東京,2003.
3)・山辺 滋:半導体レーザーを用いた象牙質知覚過敏症に対する処置.日本歯科評論別冊/症例でみる歯科用レーザーの有効活用,134,2007.
4)・西山俊夫監著:歯科用半導体レーザーの基礎と実践テクニック.78,デンタルダイヤモンド社,東京,2006.
5)・山辺 滋:歯科用レーザーにおける半導体レーザーの位置づけ.日本歯科評論, 67(12):55,2007.
6)・西山俊夫監著:歯科用半導体レーザーの基礎と実践テクニック.56-69,デンタルダイヤモンド社,東京,2006.
7)・山辺 滋:半導体レーザーを用いた根管治療.日本歯科評論別冊/症例でみる 歯科用レーザーの有効活用,36-37,2007.
8)・山辺 滋:半導体レーザーを用いた直接覆髄の処置.日本歯科評論別冊/症例でみる歯科用レーザーの有効活用,31,2007.
9)・山辺 滋:半導体レーザーを用いた象牙質知覚過敏症に対する処置.日本歯科評論別冊/症例でみる歯科用レーザーの有効活用,135,2007.
歯科用レーザーついての院長執筆
1.『オサダライトサージ3000を使用した下唇粘液嚢胞摘出術』
オサダライトサージ3000を使用した下唇粘液嚢胞摘出術
2.『歯科用レーザーの有効活用』
半導体レーザーを用いた直接覆髄の処置
半導体レーザーを用いた根管治療
半導体レーザーを用いた象牙質知覚過敏症に対する処置
3.『歯科用レーザーにおける半導体レーザーの位置づけ』
歯科用レーザーにおける半導体レーザーの位置づけ
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