臨床家のためのオーラルアプライアンス入門
編著 杉山義祥 竹内正敏 医学情報社
本の紹介です。
当院は、口腔外科の看板を出しておりますので、顎関節症、外傷、睡眠時無呼吸症候群の患者様などが多く来院されます。
機能面から、〇〇スプリント、〇〇ガード、などと呼ばれ、形態面から、〇〇プレート、〇〇トレーと呼ばれます。
最近では、2011年にスポーツ基本法に歯科の文言が入ったことから急激にマウスガードが注目を集めるようになってきましたし、ドラッグデリバリートレーにおいてもその活用の範囲が知覚過敏や酸蝕症などへとさらに広がり、本装置は歯科衛生士さんの新たなツールとしてその地歩を固めつつあります。また医科でも驚くほど多くの分野で口腔内装置が使われるようになっています。
オーラルアプライアンスの歯科活用
咬合分野: オクルーザルスプリント、ないとガード、睡眠時無呼吸防止装置(OSAS装置)
スポーツ分野: シングルレイヤーMG、ラミネートMG
口腔外科分野: サージカルスプリント、舌接触補助装置、その他サージカルプレート、オーラルスクリーン、マウスプロテクターなど(気管挿管時の外傷予防装置)
矯正歯科分野: 矯正装置としてのクリアアライナー、ポジショナー、リテイナー
予防歯科・審美歯科分野: フッ化物紙面塗布トレー、歯周治療用トレー、モイスチャートレー、軟膏トレー、紙面漂白トレー
ブログ担当:山辺 滋