第23回有病者歯科医療学会
福岡で有病者歯科医療学会に参加しました。
参加は梅田教授,宇田,今山,林田,船原です。
林田先生はシンポジストとして、ビスフォスフォネート製剤関連顎骨壊死(BRONJ)のシンポジウムをされました。現在「ポジションペーパー」による治療指針があるとはいえ、確固としたエビデンスのある治療は存在せず、各施設が試行錯誤している現状です。
保存療法が勧められているBRONJですが、長く続く疼痛や排膿のためQOLの低下を認めたり、症状が著しく進行してしまうことも多く、Stage2の段階での手術療法が、長崎大学のみならず様々な病院にて行われています。今後手術療法についての検討がさらに進むものと思われます。
今回のシンポジウムをもとに多くの意見交換がなされました。
山辺歯科医院でも様々な疾患をお持ちの患者様が受診されます。骨粗鬆症などでビスフォスフォネート製剤を内服されている方も多数いらっしゃいます。そのような方の抜歯や外科的な治療、もしBRONJを発症してしまった場合の対処などについて勉強することができました。
ブログ担当: 宇田