長崎平和祈念献茶式に参加して 地域の活動に参加する 山辺歯科
長崎平和祈念献茶式に参加して
8月4日(土)、ザ・ホテル長崎BWプレミアコレクションにて、長崎平和祈念献茶式・懇親会・千玄室大宗匠鵬雲斎千玄室大宗匠(裏千家第十五代前家元)を囲む会が開かれました。長崎南RCからは、各立場で、津田尚幸さん、中牟田真一さん、東晋さん、山辺滋が参加しました。大宗匠のお人柄に触れることが出来る良き会でした。
8月5日(日)9時から、原爆落下中心地公園・記念碑前、最高気温32.2℃の炎天下で、原爆犠牲者追悼献茶式が行われました。献茶の儀には、大宗匠がお茶を点てられました。95才とは思えない凛々しいお姿でした。私は長崎南RC代表として献花させていただきました。式が終了後、大宗匠がわざわざ私の前に来て下さり、「ロータリー活動の一つ一つが世界の平和や人々の幸せにつがなっています。大変でしょうが、頑張ってください。」とお声をかけていただきました。
講演会の会場に移動する途中に冷茶席というものが設けられています。地元中学生がお客さんにおもてなしをし、お菓子と冷茶を飲んでもらう場所です。大宗匠が隣の席に座られました。ロータリーのバッジが目に入ったからだと思います。10分ぐらい二人で話す時間がありました。
千玄室様は、京都RC会長、国際ロータリー第2650地区ガバナー(1975~76年)、ロータリー理事(1988~90年)、ロータリー財団管理委員(1998~2002年)、ロータリー日本財団会長、理事長を歴任され、ロータリー百周年にあたり国際ロータリー栄誉賞を受賞された方です。
私から、「お茶の心はわかないけれど、大宗匠献茶のお姿は、心が研ぎ澄まされ、空気の中に1本の線が出てくるような、息を止めてしまうような異次元の空気感、心が洗われました。」と述べさせていただきました。大宗匠、「分かられたでしょう。そういうものなのですよ。お茶を習ってなくても、言葉が通じない外国の方も、一緒に共有できる素晴らしい空間です。私はお茶を通じて、世界中の人々が愛し合い平和な世界になれるようにお手伝いをしています。」と返して頂きました。
大宗匠がロータリアンとして活動されてきたことなども聞かせていただきました。別れ際の最後に、「私の活動はロータリーで支えられてきました。世界中のロータリアン一人一人が、平和を思う心、愛し合う心を持ち、少しずつ活動することが、世界を良くします。是非是非、頑張ってください。」と後ろから肩をポンポンと叩かれました。
私は、大宗匠の意志を引き継ぎ、ロータリアンとして活動していくことの意義を学びました。
長崎原爆犠牲者追悼講演会「平和のために祈りましょう」においては、大宗匠の戦争経験談、お茶の世界の話、世界を平和にするためには? など、拝聴者皆、涙を流し心にしみいる話を聞かせていただきました。
二日間、本当にありがとうございました。貴重な時間でした。
山辺 滋